ヒロノブさんと遠藤さん(^^)

影山ヒロノブ・ソロアコギの旅」
ヒロノブさんが何年も、月に2回続けているライブ。
大きな箱でのライブと違って、小さな箱を全国回る。
シンガー1人。
アコースティックギターはもちろん自分で弾く。

すごく遠方の時もあれば、結構近場の時もある。

スケジュールが許してくれれば、僕はふらっとそのライブを遠かろうが近かろうが見に行かせてもらっている。

不思議な縁でつながった、アニソン界のトップランナー・・・いまはトップ「ライダー」かな(笑)影山ヒロノブさん。

僕たちの世代の男の子(女の子もかな)はみんなヒロノブさんの歌で育ってきた。

そしてデビューから39年の今もトップライダーは坂道いっぱいのアニソン界をグイグイと駆け抜けている。

そんなヒロノブさんのソロアコギの旅が、石巻に。
そして、その石巻にはご当地出身のシンガー「遠藤正明
もちろん我らが遠藤会のお頭がゲスト参加することに・・・

ん?ちょっと待てよ。
そしてその日、僕は原稿さえクリアしていれば「空き」となる。
永遠の「遊び時間」を生きているような僕でも、こういう時は頑張る。(いや普段も頑張っているんですよホントは(笑))
なんとかかんとか原稿仕事を仕上げて、準備完了。

一路、再びの石巻に向かったのでした。(^^)

ライブまでの時間は釣りしてすごしました。
牡鹿半島を回り。再建真っ最中の港で、地元の釣り人さんたちと「水温が低いからまだまだ釣れねぇな〜」なんて話しをききながら。
あの時、荒れ狂った海はまるで嘘の様に、リアス式の複雑に入り組んだ湾で波が小さくなって、静かで穏やかな海になっていました。

ライブは・・・
なんだか感動しすぎてうまく感想が書けないんだけど。
とってもとっても暖かく、とってもとってもシンプルで、ヒロノブさんと遠藤さん、「2人がそれぞれすごした時間」と、「2人が一緒にすごした時間」が混ざり合うような、不思議な魅力に溢れていました。
始まってちょっとで歌った「夢光年」は僕の勝手な「人生ソング」
アニメやゲームの世界で、そこそこ仕事をもらえていたのに自分を見失いかけてた僕の背中を「さぁ頑張ろう!」と押してくれた曲。
こっそり泣いた。
となりに弊社のスタッフが居なかったら号泣してたなぁ。(笑)

ライブの打ち上げにも混ぜて頂いて、美味しい石巻海鮮。
お酒が進むその席で、僕と遠藤さんはいつもよりもペースダウン。

そうなんです・・・
ライブ翌日に予定があったんです・・・

ヒロノブさんがハマりにハマっている「ロードバイク(自転車)」で牡鹿半島を走るというとんでもないイベントが・・・(>_<)

ヒロノブさんは39年目の今年、40年に向けて各地をロードバイクで走っています。
石巻編ではどうしても遠藤さんと走りたいと公言しておりました。

しかし、このロードバイク・・・すっかりハマっているヒロノブさんは体も出来上がって激走可能なのですが・・・かなーりキツいんです。
・・・そのキツさが癖になる楽しさらしいんですが・・・ど、ドM?(失敬)

遠藤さんは、震災の後、東京〜石巻に自転車で走って歌を歌うという復興応援イベントをやったことがあり、その時の自転車の苦しみをハッキリと覚えているのです。
ちなみに、乗り馴れない自転車の旅、その時は開始1時間で「俺のア◯ルが独立宣言した」と言っていました(大笑)

遠藤さんには事務所から正式な企画書が提示されて、どんどん「No!」と言えない状態に・・・

そして・・・遠藤さんの答えは「やまけんが走るなら俺も走る」

お、俺かぁあああああ!?(>_<)

同じく正式な企画打診メールが事務所からやってくる俺。
ヒロノブさんの40周年に向けて・・・
遠藤さんの古郷石巻・・・

・・・こ、断れる要素1ミクロンもねぇ(T_T)

と言うことで快(?)諾して脅威のアップダウンが連続する牡鹿半島を走ることになったのです・・・85kgのオッサンである僕が(^^;

細かな激走(?)の模様は一端置いておいて・・・

先頭集団からもちろん遅れながら、それでも大きく遅れないように必死で坂道を上りますた。
途中、その日一番キツかった坂道のテッペンの休憩ポイントにつくと、なんと遠藤さんのお母さんと、お兄さんが差し入れを用意して待っていてくれました。

遠藤さんの日記を読んで頂きたいのですが、遠藤さんとお母さんは数年ぶりの再会。

満面の笑みで挨拶をしてくれました。
わかりやすい(?)ように「どうも遠藤会のやまけんです」と挨拶(笑)
背の低い遠藤さんのお母さんは「遠藤会か?じゃぁ大きなお母さんだな」と自分を指して(笑)

そして一緒に走ってくれた地元ライダーの皆さんと、スタッフと、ぼくらに差し入れを「食え食え!」と勧めてくれました。

いやぁ、バナナがめっちゃ美味しかった。
完全食品。
HPほぼ0かと思ってましたが回復しました(^^)
サンキューママン!

休憩ポイントを出発する時、遠藤さんのお母さんは小さな体から大きな声をだして「正明、元気でな〜〜〜〜!!!!」と(^^)

遠藤さん・・・年に何回か実家に帰りなさい(命令)ママンは心配しています!(笑)

ものすごい暖かいお母さんの声にホロリときてしまいましたが、その後の寒風吹きすさぶ長い下り坂で、涙なんだか鼻水なんだかわからなくなったので、セーフ(?)とします。

その後なんとかかんとかついていき、ラストにとんでもない坂を登ことになったコースを無事完走(>д<)ヤッター!

地元の温泉施設で汗を流し(最高でした!)

一路レンタカーを走らせ仙台駅へ。
イベント→ライブ→自転車と大忙しだったヒロノブさんと遠藤さんが後部座席でスヤスヤと寝息をたてる。

いつもはワイワイうるさい僕らのいる空間。
となりの弊社スタッフもウトウト。

音楽もかけずに静かな静かな車内。

縁、えにし。
不思議な不思議な縁で僕はここで運転している。

人生には色んなことがあって、これからもきっといろんなことがあるけど、最後はきっとそれらすべてが「良縁」であるんだろうなぁと僕は思う。

良縁にしないとねと僕は思う。

こんな機会に、こんな僕を呼んでくれた遠藤さん、ヒロノブさん本当にありがとうございます。
これを書いている今は全身筋肉痛で感謝が呪いにかわりそうですが(嘘笑)
その企画を支えてくれた、漫画館の木村さん他スタッフの皆さん。
一緒に走ってくれたライダーの皆さん!
後ろから「もうちょっとー! きついですねー! 頑張りましょう!」と声をかけてくれてありがとうございます。
正直1人だったら1坂のぼった後のコンビニに寄って、タクシーを呼びました(爆)

事務所スタッフの皆さん&弊社スタッフもありがとう!(^^)

釣りでも仕事でも色んなところに行ってるけど、やっぱりどこもかしこも特別で、どこもかしこも縁で繋がり、縁が広がっていく。

そんな不思議な縁が、きっと夢への道を指し示してくれると僕は思う。
これからも僕の「楽しい」を探す旅は続いていく。

かけらだけでも持って帰れるように。

遠藤さんの日記はコチラ
http://endoh-masaaki.com/2016/03/post_1161.html

※最初の写真は「新遠藤会」です。(笑)