【晴】<遅ればせながら謹賀新年>

始まりました2008年!
明けましておめでとう御座います〜♪
年明けの瞬間は、ラジオでもしゃべったんですがさいたまスーパーアリーナにおりました。
31日の13時〜ハッスル祭、20時〜旧PRIDEスタッフの手による「やれんのか!」とダブル観戦(^^)
まずはハッスル。
去年末付近から、大きく盛り上がりだした「ファイティング・オペラ」と言う新ジャンルのプロレス的興行なんだけど、これがホントに面白い!
行き当たりばったりなんだけど、柔軟で瞬発力のあるストーリー、レスラーとお笑い芸人が真剣にお互いの領域を使ってのエンターテイメントショー。
従来のプロレスが持っていた「やらせ!?」という疑問符を吹き飛ばす素晴らしい興行でした〜。
レーザー光線を撃ったり、避けたりといったファンタジーな領域をリング上で真剣にやってるのは、コミカルな中にもちゃんと感動があって、まるでWWEを見ているような楽しさが詰まっておりました〜。
16時頃にハッスルは終了。
スーパーアリーナ近くの「ラーメンも食べれる居酒屋」的な所で、「やれんのか!」までゆっくりと酒。
一緒にダブル観戦した、鳥ちゃんと「あそこが良かった」「ここが良かった」と熱く語り合いながら次の試合を待つ。
そしていよいよ「やれんのか!」
なんじゃそのタイトルと思うかもしれないのですが、知らない方の為に熱く語って(笑)おくと……


PRIDEという総合格闘技の興行がありました。
地上波のTV中継も付いて順調に勢力を拡大していったその大会は「世界最高峰」と言われるくらいハイレベルな攻防を見せてくれるリングでした。
整備されたルールに、惜しげもなく強い者同士を闘わせるマッチメイク。
ある時期、世界の総合格闘技はプライドを中心に回っていたと言っても過言ではないはず……
しかし崩壊は突然訪れた。
だれのせいかは分からないけど、地上波放送が撤退。
資金難からアメリカUFCからの買収を受け入れ「日本での開催・PRIDEのブランド継続」を約束されていたはずの買収は、1年間何もおこらないまま、旧スタッフの総解雇という結末を向かえる。
選手はこのリングを目指し日々の鍛錬を行い、そしてスタッフも「世界最高峰であり続ける」事を目標として、仕事をしてきたんだと思う。
そう思わせる情熱とひたむきさがPRIDEにはあった。
「世界最強を決める闘い」という愚かな夢と真剣に向き合えるリング。
そのあっけない、しかも選手ではなく、興行主側の醜い私欲の渦巻いた崩壊が招いた結果は「選手とファンの難民化」だった。
1年、長い長い1年の末、さいたまスーパーアリーナ
PRIDEの聖地にもう一度集結するために、最高峰のリングを作ったスタッフ、キャスト、そして選手達が立ち上がった。
「やれんのか!」
PRIDEを象徴するようなナレーションゼリフを冠に最後(と言われていた)の大会の開催がアナウンスされた。
20時。
超満員のさいたまスーパーアリーナ
照明が落とされ、聞き慣れた、そして重みに充ちた立木さんのナレーションが響き渡る。
「煽り」VTRと称賛された佐藤ディレクターによる映像。
太田さん、ケイ・グラントさん、レニーさんによる選手の呼び込み。
スタートから涙が止まりませんでした。
特に泣かせてくれたのが、川尻選手の「試合させてください」という呻きにも似たセリフ。
みんなも思っていた「試合を見せて下さい」「PRIDEを見せて下さい!」と!!!
TV中継(ダイナマイト/大阪ドーム)との二元中継の都合上メインの試合を2試合繰り上げなんていう、大人の都合なチャチャも入ったけど、試合内容、客のテンション、そしてなにより選手達のモチベーションの高い、最高の興行でした。
こんなに泣いたの何以来だろうか?と思うくらい泣きました。
ちょっとグダグダになりながらもリング上の選手達とスパーアリーナ一体となってのカウントダウン、そして2008年のスタート。
3時過ぎに帰宅。
今年の総合格闘技界は何を見せてくれるのだろう?
「世界最高峰のリング」の復活はあるのだろうか?
夢と希望の詰まった一夜でした。


そんなこんなの年明けを過ごしつつ、新年明けてからは部屋の掃除と昨年から引っ張り続けてる〆切と格闘しております。
2007年の応援に感謝と、2008年も引き続きのご愛顧を願いまして〜
今年も宜しくお願いします♪


年末年始で買った物:掃除&模様変え用のオシャレ家具など色々


追伸:原稿……がんばってます〜新年の仕事が本格的にバタバタする前に、ある程度形にしちゃうので、お待ちくだされ〜(>_<)e社Kさんへ