【曇】<言葉>

朝、バイクでスタジオに向かっている途中で不思議な"のぼり"を掲げた一団を見かけた。
「愛国教育反対」
のぼりにはそう書かれていた。
??どう言う事なんだろう??
「国を愛そう!」という教育をしてはいけないと言うのだろうか?
春夏秋冬、花鳥風月この美しい国を「愛して行こう」と教えることは素晴らしい事だと思う。
もしこの「愛国教育反対」というのぼりの意味が"他国を脅かすような「自国の利益」だけ
を追求するような思想を育てる教育に反対"と言う意味だとしたら言葉が足りなすぎやしな
いだろうか?


「言葉」というのは凄く大切なものだと思う。
人間の会話は言葉によって行われる。
誰かに何かを伝えようと思うとき、言葉を疎かにしてしまっては、伝わるモノも伝わらない。
ちょっと前に、「言葉をきちんと選ぶ事」を放棄した人と話をした。
自分の感情のままに「どう伝わるのか」「どう感じるのか」を考えず、ただただ、わがまま
で身勝手な言葉を垂れ流していた。
言葉を選ばず垂れ流しているので「そうは言ってない」「そんなつもりはない」とすぐに意
見が二転三転する。
本人はそんなつもりは毛頭ないのだろう。
そして、それは「こういう事を言ってしまっているけどいいの?」とその本質を伺うと「そ
う言う意味じゃない」「言葉尻ばかりをとらえる」と意を返す。
相手に「想い」を伝えるべく存在する言葉をそんなふうに使う人を見て、可哀想な人だなぁ
と思った。
誰かに自分の本意をつたえるのは難しい。
だから人は言葉を学び、言葉を選ぶのだ。
その行為を放棄した時、人はコミュニケーションの権利を失うんだと思う。
言葉に想いが乗らないから、相手の心に響かない。
響かない言葉をただ垂れ流す行為のなんと哀れな事か……


大切に、大切に、紡がれていく言葉もある。


ある番組の最終回。
コメントひとつひとつをゆっくりゆっくり選び、そして丁寧に丁寧につむいでゆく。
使う言葉は全然正しくはなかった。
支離滅裂だった。
でも「どんな言葉を選べば想いは伝わるのだろう?」と必死で考えて紡いでいるのがわかる、
心にジーンと響く言葉だった。
たかがラジオかもしれない。
マイクの向こうのリスナーが何人いるかはわからない。
けれど、たどたどしくも真摯にゆっくりと「ありがとう」の想いを伝えようと足掻くその姿
は、雄弁にその人の暖かい人柄を語っていた。
言葉にならない言葉もある。


沈黙する事も、垂れ流す事も「言葉」をバカにしているから出来ることなんだと解釈している。
人間が到達した、そして日本人が受け継いできた美しい「言葉」。
その大切さを忘れないようにしないといけいんだと思った。


今日買った物:薬いっぱい(^^)


追伸:病院行ってきた〜♪
   喉は順調に回復中〜(^^)v
   ポリープの手術もいらなそうなりけり。
   鼻の内壁手術はいるらしいけど、それは入院がいるのでスケジュールと相談。
   なんか「ちゃんと言うこときいて偉い!回復してるよ頑張ろう!」とお褒め
   の言葉をもおらいますた♪
   お酒も少しなら飲んでよいって〜〜〜〜〜〜っ!!! イエイ!!!