【晴】<ありがとう>
その人は、一曲歌うごとに「ありがとう!」「サンキュー」と楽しそうに、嬉しそうになにより、本当に幸せそうに何度も、何度も感謝の言葉をこぼした。
超満員。
影山ヒロノブ30周年記念ライブ「30years3ounce」
一緒にステージに立たせてもらうようになり「友達」なんて呼んでもらえて、冗談でも真友(なぜかこう変換されてた(^^))なんて日記に書いてもらうようになった。
俺が3才から、音楽ひとすじで走っている。
きっと転んで、傷だらけになって、諦めそうになった時も無限にあるんだと思う。
気がついたらヒロノブさんの歌を聴いていた。
特撮・アニメが好きだったらあたりまえに誰もがヒロノブさんの歌に作品を重ね熱くなれる。
オリジナルアルバムも、えんち〜との二人アコギも、みんなみんな好きになった。
誰かの「ファン」であるという事はこういう事なんだなぁと思う。
友達なんておこがましいなぁと今でもリアルに思っている。
正直、もっと自分を高めないと焦りすら覚えてしまうポジション、嬉し恥ずかしい。
30年をじっくりじっくり振り返りながら、悲しかった事も、嬉しかったことも全部を歌に変えて3時間走りきったヒロノブさん。
最後に立たせてもらったステージには「風」がふいていた。
熱くて、やさしくて、そして大きな追い風。
会場のみんなにも、ステージ上のヒロノブさんの「仲間」達にも、もっと!もっと!!と背中を押すようなエネルギー。
最初から、最後まで泣きっぱなしで見たステージを締めくくったのは、俺の人生を変えた歌。
「夢光年」
ヒロノブさんの人生も、この歌で大きく変わっていった。
そして、ヒロノブさんはきっと今を幸せだと思っている。
もちろん俺も。
辛いことや、悲しいこと、理不尽なこともたくさんあるけど、楽しい事はその何万倍もある。
楽しい事をエネルギーに変えて、今日も"星屑の海の中に漂う夢"を探して走り続けようと思った。
ライブ冒頭からの嗚咽が気になって、最後にふと振り返るとサイキックラバーのジョーが大粒の涙をこぼしていた。(笑)ええヤツや〜(^^)
影山ヒロノブさん、改めて30周年おめでとうございます!&ありがとうございます!!